企業が定める年齢制限の壁

雇用対策法によって、年齢による応募を制限する事はできないことになっています。そのため、本当なら年齢や性別を理由に応募できない求人はありません。しかし、本当は企業にも必要な人材の年齢制限があるため、理由を明記して求める年齢層を記載している事はあります。
企業が求める年齢層を求人に記載するのは、採用活動にかかる費用を削減する目的だったり、長期勤務ができる人を求めている事だったりといった傾向がある為です。

年齢に関する項目は、転職時の求人の選び方で気をつけるべき点です。企業が求める年齢より上だった場合、応募はできても採用される確率が著しく下がってしまうのが現状なのです。しかし応募できない訳ではありません。企業も、求めている年齢を求人等に記載していて、その年齢よりも上の人が面接に来た場合、必要な人材だと思えば、採用する可能性が高くなります。
その為、その仕事に対する意欲は当然ですが、それまでの職歴で得た経験やスキルのアピールが重要になってきます。有効な資格を持っているのであれば、必ずアピールするべきです。
ただ、年齢制限を超えた求人に応募する場合、一つだけ注意点があります。企業の求めている年齢を超えている求人に応募する場合、事前に採用担当に求人に記載されている年齢を超えている事を伝え、反応を見てみましょう。問い合わせをした時点で応募するのは良いが、採用は難しいというような反応があれば時間の無駄になるので、応募する事自体を再度検討するべきです。